口腔ケア委員会
慈恵園では口腔ケアを重点的に行い、入院しない身体づくりをします。
その為に、月に一度対象者を上げて、萩原歯科の萩原衛生士をお招きして実践研修を行っています。
委員会の目的として
食事が続けられるように、また感染症予防をする(肺炎ゼロを目指す)
令和5年度の目標として(入院しない身体づくりの実行)
①スタッフが全員出来る口腔内の清潔と保湿の方法を見直して実行し、お客様を疾病から守ります。
②最後の時まで口から食べる、お手伝いをします。
今月はかざぐるまのご利用されている、3名のお客様を対象に普段の口腔ケアの様子や方法
口腔内の状態を職員が実践して萩原衛生士に確認して頂いています。
初めにS様の実践です。
普段の口腔ケアは、ご自分で歯磨きを行われており、最後に職員が仕上げ磨きを行っています。
ご本人様ブラッシングは出来ていますが、上前歯が歯周病で膿んでいるのでブラッシングだと
痛みがあり上前歯のみ磨き残しがある。
トゥースペーストを軽く指で塗布すると痛みも少なく、殺菌できる。とアドバイスを頂いています。
次にK様の実践です。
普段の口腔ケアは、ご自分で義歯を外して義歯を磨いて頂き、嗽をして頂いています。
最後に職員が義歯の仕上げ磨きと口腔内を確認しています。
義歯もカビ等なく綺麗で、しっかりと嗽が出来ている。
口腔内は乾燥しており、舌が乾燥してひび割れているので、舌を口腔ケアティッシュで拭いてあげると良い。とアドバイス頂いています。
最後にS様の実践です。
普段の口腔ケアとして、ブラッシングとスポンジブラシで食渣取り除き、保湿剤を塗布しています。
しっかりと口腔ケアが出来ている。栄養も摂れているので歯茎からの出血もなく、良い状態。
口腔ケアの前は保湿ジェル等でマッサージしてから行うと、ジェルの味で口を開けて下さったり、マッサージで力みが少しでも抜けてから行うと、苦痛なく行える。
口は指で真横か斜め上に真っすぐ引くと痛みなく、しっかりと口腔内を見ることが出来る。
上がインプラントでインプラントの金が見えている部分は膿が出てくるので、今使用している歯間ブラシは汚れを吸い取ってくれるので、今後も続けていけば出なくなるかもしれない。
また、今使用している歯ブラシも面で磨くとしっかりと汚れを取り除くことが出来るので、今後も正しい使用方法で口腔ケアを行っていくと良い。とアドバイスを頂きました。
口腔ケアは痛みなく、継続して行うことが大切だと改めて学ばせて頂きました。
今回の委員会で学んだ事は、ユニットで実践して他の職員も行えるように共有していきます!
本日もありがとうございました。
次回の口腔ケア委員会は10月5日を予定しています。
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